群馬大学大学院医学系研究科ダイバーシティ推進委員会
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令和4年度医学系研究科ダイバーシティ推進委員会セミナー開催(10/31刀城会館およびオンライン)

 令和4年度医学系研究科ダイバーシティ推進委員会セミナーが、10月31日に刀城会館とオンライン配信によるハイブリッドにて開催されました。今年は東北大学東北メディカル・メガバンク機構バイオバンク部門ゲノム予防医学分野教授 大根田絹子先生をお招きし、「一般住民を対象とした個別化ゲノム先制医療の推進―東北メディカル・メガバンク計画における遺伝情報回付事業―」と題してご講演を頂きました。大根田先生は臨床医から研究職へ、さらに研究室の立ち上げと大学組織の構築に関わるこれまでのご経歴は非常に幅広く、そのご経験すべてが現職に活かされているとのことで、現在のゲノムコホート事業では大変層の厚いお仕事と感じ入りました。血球分化に関わる転写因子解析のご業績から、高崎健康福祉大学ではフリーザー1つから研究室を立ち上げ、70人もの卒研生(薬剤師)を送り出されたバイタリティーに感銘を受けました。現在は大学教員に求められる能力が広がっており、組織を作り上げるリーダーシップや異分野の研究者・企業と共同できる能力が必要であること、さらに個々の強みが発揮できる組織づくりが必要であることなど、非常に参考になるお話でした。教育においても自分のコピーでは不十分で、学生のキャリアパスは多様化していることを伺いました。今回、ゲノム・オミックス解析分野をけん引する女性リーダーの大根田先生のお話を頂戴し、大変有意義なセミナーでした。