群馬大学大学院医学系研究科ダイバーシティ推進委員会
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第1回医学系研究科男女共同参画推進委員会およびキックオフ講演会(3/6臨床大講堂)

この度、医学系研究科に男女共同参画推進委員会が発足いたしました。それに伴い、平成30年3月6日に、第1回医学系研究科男女共同参画推進委員会およびキックオフ講演会を開催いたしました。

  杏林大学男女共同参画推進室室長の苅田早苗氏を講師にお招きし、「女性研究者の活躍推進とは?~杏林大学における男女共同参画活動の経験から」と題し、杏林大学の男女共同参画推進室の取り組みについてご講演いただきました。杏林大学は、環境整備や両立支援ツール、意識啓発の他、女性研究者の裾野拡大を積極的に行っており、このような取り組みの結果、平成28年度東京都女性活躍推進大賞を受賞されております。杏林大医学部女性教授登用の取り組みとして、最初に女性教授を3名輩出。その後、准教授を増員し、現在では10名を超える教授を輩出されております。群馬大学のデータから見えてくるものとして、全国データと比べ、医学系女性研究者の比率が少なく、教授・准教授の割合も少ない旨のお話もいただきました。その対策として、若手女性をキャリアアップさせるための3つの「き」(①機会を与える、②期待する、③キャリア・マネジメント)・意思決定の場への女性の登用・幅広いロールモデル・ハラスメント対策・バーンアウト予防等のアドバイスをいただきました。

講演後のアンケートでは、9割が「非常に有益だった」もしくは「有益だった」との評価でした。「女性でも研究者・医療者としてキャリアを積めるような取り組みは大変有意義であると思った」(学部生)、「『支援された分お返しする』を肝に銘じました」(教員・医師)、などの感想が寄せられました。
 今回のキックオフ講演会を参考に、今後、医学系研究科全体で男女共同参画に必要な環境作りに取り組んでいきたいと思います。